そけいヘルニア-小児・犬のソケイ ヘルニア
そけいヘルニア-小児・犬のソケイ ヘルニア

そけいヘルニアとは?

そけいヘルニアとは?

 

そけいヘルニアって、よく聞く病気ですよね。


子供の頃は、ちょっと恥ずかしくって、そけいヘルニアってなかなかいえなかったりしましたが、赤ちゃんのころ、そけいヘルニアの手術を受けた人も多いようですね。


ヘルニアっていうのは、体の構造に異常が生じて、体の中のものが外に飛び出してくる状態のことをいうようです。


飛び出したものが、体の表面などに膨らんで現れるため、自分でわかるようです。


この状態が、股の付け根あたりに生じると、そけいヘルニアになるようです。


人間が2足歩行することで、最も力や圧力がかかる部分がそけい部で、大人のそけいヘルニアは、お腹の筋肉などの弱い部分で、腹壁が外に飛び出すことで起こるようです。


子供のそけいヘルニアは、生まれつきや先天的なものが原因と考えられています。


お腹の中の臓器である、胃や大腸に付着する脂肪組織や小腸、大腸が飛び出すことが多く、その昔、そけいヘルニアは脱腸といわれていたようです。


乳児のそけいヘルニア

乳児のそけいヘルニア

 

乳児のそけいヘルニアは、腸の一部が飛び出し、太ももの付け根が突然ふくらんだり、引っ込んだりする病気のようです。


女の子の場合だと、卵巣が飛び出すこともあるようです。


1才くらいまでだと、自然に治ることもあるようですが、乳児のそけいヘルニアは100人に2人くらいの割合で見られる病気のようです。


乳児のそけいヘルニアは、男の子に多くみられ、女の子の2倍とも言われているようです。


腸が飛び出したまま元に戻らなくなると、かんとんヘルニアになってしまい、もの凄い痛みで、赤ちゃんは大泣きの状態のようです。


このまま放っておくと、腸が壊死してしまいますので、気をつけないといけないですね。


乳児のそけいヘルニアだと感じたら、すぐに病院を受診することが必要です。


初期の段階なら手で元にもどすことも可能のようです。


元に戻らない時は、手術が必要になるようです。


乳児のそけいヘルニアは、お風呂に入っているときやオムツ換えの時に見つけやすいようです。


よく観察することが大事ですね。


そけいヘルニアは・・・

そけいヘルニアは・・・

 

そけいヘルニアと診断されたら、手術が必要のようです。


そけいヘルニアは、時間とともに治る病気ではないようです。


手術は、飛び出ているヘルニア部分を処理することと、ヘルニアが飛び出す部分を閉鎖することになるようです。


小児そけいヘルニアの場合は、先天的な原因が多いので、ヘルニアとして出ている部分を根元で結び、閉じてしまう手術のようです。


手術には、全身麻酔が必要なので、手術を受ける時期は、麻酔の専門医がいる施設なら、生後3カ月ぐらいから可能のようです。


大人のそけいヘルニアの場合は、先天的なものを引きずってのそけいヘルニアであれば、子供のそけいヘルニアの手術と同じようになります。


後天的なそけいヘルニアの場合は、そけい部の弱さが原因で生じる場合が多いので、人工物を使って、ヘルニアの出口を閉鎖し、周囲を補強する手術方法が一般的のようです。


大人のそけいヘルニアの手術は、下半身麻酔で行われていますが、日帰り手術などが可能な場合は、局所麻酔で行われることが多くなってきているようです。


そけいヘルニアは、再発がゼロではないようです。


再発の場合は、再手術となるので、経験のある医師に相談したほうがよいようです。


ソケイヘルニアの症状

ソケイヘルニアの症状

 

ソケイヘルニアの症状は、ソケイ部が膨らんでくる、ソケイ部に違和感がある、歩きにくい、歩くとソケイ部に痛みがあるなどのようです。


ソケイヘルニアの症状の多くは、腹部の違和感ですが、脱出した大腸などが触ってわかる場合は、押すと音がなるようです。


ソケイヘルニアの症状の初期は、痛みがない場合が多いので、そのまま放置する人多いようです。


ソケイヘルニアはそのまま放置していても治ることはなく、逆に悪化してしまうことがあります。


ソケイヘルニアは命に別状がある病気ではありませんが、ソケイヘルニアの症状を感じたら、危険信号と思ったほうがよいようですよ。


早めに外科や、ソケイヘルニア専門の病院を受診した方がよいようです。


ソケイヘルニアで脱出する臓器として代表的なものは、腸ですが、腸が壊死してしまいカントンヘルニアというものになってしまうと緊急手術が必要になったりもするようです。


痛みがなくても、なんだかソケイ部がおかしいな?違和感があるな?ソケイヘルニアの症状かしら?と感じたら早めに病院へ行きましょう。


犬のソケイヘルニア

犬のソケイヘルニア

 

犬のソケイヘルニアって知ってました?


ソケイヘルニアって、昔は脱腸とか言われていて、ちょっと恥ずかしい病気と思っていましたが、犬のソケイヘルニアもあることに驚いてます。


考えてみたら犬にも腸はあるし、ソケイ部もあるので犬のソケイヘルニアが存在するのはあたりまえですよね。


犬のソケイ部は、腹壁をつらぬいて、動脈や静脈、神経などが足のほうにのびる部位のようです。


生まれつきなんらかの原因で、腹圧が強くなったときに、腸管の一部などが脱出してしまったりするのが犬のソケイヘルニアのようです。


脱出した腸の一部が戻ることができず、腫れてくると、腸の流れが止まり、嘔吐や食欲不振、発熱など、腸閉塞に似た症状がでるようです。


犬のソケイヘルニアは放置すれば、腸が壊死し、命にかかわる、最悪の事態もおこってしまうようです。


足の付け根付近にしこり、ふくらみを見つけたら、動物病院で検査を受けることをおすすめします。


メス犬のソケイヘルニアは、子犬を産むときに大変危険のようなので、異常を見つけたら早めに病院へ連れて行ってあげましょう。